ため息をつきながらトボトボと歩いているのは金丸産業大平課長の息子だ
高校3年になり大学進学に対して悩みをかかえているようである
いつもすれ違うのはこちらも金丸産業の荻野係長の娘の陸上部、晶だ
二人に面識はなくお互い両親が金丸産業の社員である事など知るよしもないが大平課長の息子は最近、晶の事が気になっているようだ
数日後、晶は荒岩家を訪れ前回(クック242参照)お世話になったお礼にとデザート料理を作って持ってきた
バナナやリンゴを揚げて甘くした大学イモならぬ大学フルーツごっただ
これは面白いと思った一味は晶を連れて大平課長の家へと向かった
ここで晶と大平課長の息子の初対面である
一味は大学進学に悩んでいた課長の息子に大学ごったを使って説明しだした
無理せずに自分にあった大学を探すため元気を取り戻した課長の息子
晶とも仲良くなれて少し幸せそうだ