【前回のあらすじ】
【一味は取材で行き詰まっていた虹子の気分転換もかねて大分の別府温泉巡りをしていた
途中立ち寄った旅館の温泉で子連れのヤンママと知り合った虹子はヤンママが夜の仕事をしている間、息子のナオ君を預かる事になったのだが突然熱を出し始めたナオ君であった】
突然の緊急事態のため虹子は急いでヤンママが働いているカラオケスナックへと向かったがヤンママはステージで客のために唄う事は息子と同じくらい大切とステージを優先してしまった
しかし熱唱中であっても脳裏によぎるのは息子の顔であった
客に事の詳細を打ち明け急いで自宅へと戻ったヤンママは息子を連れ、すぐに病院へと向かったため大事には至らずにすんだようだ
その様子を黙って見ていた虹子だが自分たちも誠がまだ小さかった頃に熱を出し取り乱してしまっていた自分たちと今のヤンママの姿を重ね合わせていた
ようやく一段落落ち着きお腹もすきはじめたためヤンママは一味たちのために大分の味だんご汁をふるまった
予備知識だが大分の方言は語尾にあがっちくりや食べてくり、など、くりが付くためお坊っちゃま君を思い出さずにはいられない
今回の件で一味と虹子は早く誠やみゆきの顔が見たくなってしまったようで
温泉旅行の旅もここで終了する事となった
家に帰ってきた虹子はさっそくヤンママ特集の執筆をはじめ記事も好評をはくす事ができたようである