博多は春休み
中学生に進級した誠たちだがサッカーチームは中学生になっても続けていた
今回は誠の同級生のヒロユキ君が主役のお話しである
ヒロユキくんが最後に登場したのはかなり昔になるため人物像を忘れてしまったが料理が得意な男の子である
顔を見れば思い出す人も多い事であろう
そんなヒロユキ君が最近はサッカーの練習にも顔を出さず元気がない様子だ
ヒロユキくんは地球がいずれ滅んでしまうという本を読み何もかもやる気を無くしてしまったようなのである
元気のないヒロユキくんを心配した誠たちは皆でヒロユキくんを海へと誘うがここでもやはり元気がない
ふと岩場に目をやると一味が何かを収穫していた
カメノテという見た目がグロテスクな貝のような生物だカメノテは食べられるという事で一味と一緒にカメノテの収穫を手伝うヒロユキくん
岩場にびっしりと生えたカメノテを見て生物の生きる強さをまじまじと感じたヒロユキくんは自分のちっぽけさを恥じた
自分で収穫したカメノテを味噌や甘露煮にして食べたヒロユキくんは再び生きる強さを取り戻したのであった