博多-
荒岩家では週末に泊まりで一味の母、カツ代夫妻も含め皆で温泉旅行に行く事が決まっていた
しかし誠は週末にみつぐ君たちとスケートに行く約束をしており、温泉旅行には行かず友達との約束を優先する事になった
誠が一緒に行かないと知り残念がる虹子だったが誠ももう中学二年生で立派な大人である
一味にたちに迷惑をかけずに一晩一人で家の留守を預かる決意をする
週末になり、温泉旅館に着いた荒岩一家だが虹子の口から二言目には誠を心配する声が漏れた
一方の誠も一人で家の家事、炊事をこなしていく、夕飯に作ったのは一味から伝授されたミルクスープである
それぞれの思いを胸に夜は更けていく、子供は親の知らないうちにどんどん成長していくのである