博多の夜
今夜最後の取引先をお見送りし来月いっぱいで長かった金丸産業の勤続生活を退職する大平課長
今夜は時間も遅いため一人近くの蕎麦屋へと入っていく大平課長だったが、そこで一人のご老人と出会う
クッキングパパをここまで愛読した方ならこのご老人の正体がわかると思いますが大平課長にとっては数年に一度顔を会わせるかどうかの関係のためご老人の正体をすっかりと忘れていた
二人は意気投合し、老人はかねてからの夢だった自身で蕎麦屋を始める夢を語ると大平課長もその夢を手伝いたいと息巻くのであった
翌日の朝、老人の正体がわかり跳び跳ねる大平課長
あわてて金丸産業の会長の自宅に謝罪に行くも会長にとってはたいした問題ではなかった
昨日の会長の夢を手伝うと言った大平課長の力量を見るため試験をする会長
大平課長が事前に一味から教わっていた会長の度肝を抜くレシピがこのゴボウそばだ
そばの代わりに薄くスライスしたゴボウが入っている
見事会長の試験に合格した大平課長
二人の果てしない夢は始まったばかりだ