夜も静まりかえった時間、荒岩家のインターホンが鳴った
やってきたのは素面の田中だ
明日、鹿児島の夢ちゃんの実家に結婚報告をしに行くという事で柄にもなく緊張していたのだ
田中は田中らしく、これが虹子の答えだった
そして鹿児島への出発の時間、田中はおみやげとして一味から手作りハムを持たされた
夢ちゃんの実家では田中を一目見ようと親戚一同が集結していた
夢ちゃんの親戚には雄三さんそっくりの叔父もいる
飲んべえの田中だが今日ばかりはお酒を控えようとしていたが夢ちゃんの親戚は酒飲みが多く田中も次第に打ち解け本性を現していく
一味からおみやげにもらったハムも好評で酒のペースも上がっていく
あっという間に夢ちゃんの親戚の仲間入りを果たしたお調子者田中でした