暑かった夏も終わり季節は秋に向かいつつある
夏の別れを惜しみ黄昏る田中は帰り道に八百屋で最後の夏気分を満喫するため特大のスイカを買って帰った
しかし、夢ちゃんも同じ考えをしていたようで台所にはスイカが置いてあった
さらにお盆から少し遅れ東京から帰ってきた夢ちゃんの弟の達也もスイカを手土産として持ってきていた
食いきれないほどのスイカの数になってしまったため荒岩家にお裾分けしに向かう田中夫妻であった
さっそくスイカ大好きの田中のために皮まで美味しく食べられる料理を披露する一味
スイカの皮が入った野菜炒めやキンピラ、漬物の数々だ
あれだけのスイカをぺろりとたいらげた田中は次の食欲の秋に向けて準備万端であった